履歴に残さず使う一時チャットの手順
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結論
「この1回だけ聞きたい」という相談があります。体調の悩み、転職の下調べ、家庭の事情。履歴に並べておきたくない話です。一時チャットを使えば、その会話は履歴に表示されず、ChatGPTが内容を覚えることもありません。切り替えはボタン1つ。ふだんの会話と使い分けるだけで、気の重さがひとつ減ります。
一時チャットで起きること
一時チャットには3つの特徴があります。
- 履歴に表示されない … 会話の一覧に並びません。ChatGPTは会話の内容を何も記憶しません
- メモリを使わず、作らない … パーソナライズのためにメモリへアクセスせず、新しいメモリも作られません
- モデルの改善に使われない … トレーニングには使用されません
一方で、引き継がれるものもあります。カスタム指示を設定している場合は、一時チャットでもそれに従います。「自分向けの答え方」は保ったまま、記録だけを残さないという状態です。
残るものもある
完全に何も残らないわけではありません。安全上の目的で、コピーが最大30日間保持される場合があります。データコントロールの案内でも、一時チャットは30日後にシステムから削除されると説明されています。不正利用の監視という目的でのみ確認されることがある、という位置づけです。
もう1点、GPTと一時チャットをすることもできますが、そのGPTにアクションがある場合、そこから第三者へ送られたデータには受信者側のプライバシーポリシーが適用されます。ChatGPTの外に出た分は、こちらの設定では守れません。
前提条件
- ChatGPTを使えること
- 画面の表記や配置は変わることがあります。実際の表記に読み替えてください
- 履歴を残したまま学習だけを止めたい場合は、別の設定(データコントロール)が向きます
手順
- 新しいチャットを開きます
- ページ右上にあるピル形の**「一時」**ボタンをクリックします
- 一時チャットの状態になったことを確認してから、相談内容を入力します
- 会話を終えたら、そのまま閉じて構いません。履歴には残りません
- ふだんの会話に戻すときは、通常の新しいチャットを開きます
検証の考え方
使い終わったあとに、チャットの履歴一覧を見てください。その会話が並んでいなければ、一時チャットとして扱われています。
もう1つ確かめられるのがメモリです。一時チャットで伝えた内容は、メモリに追加されません。「さっき話した件」と後から聞いても、ChatGPTがその会話を覚えていない状態が正常です。覚えていた場合は、一時チャットに切り替わっていなかった可能性を疑ってください。
限界と注意
一時チャットは「記録を残さない」ための機能であり、「何を入力してもよい」という意味ではありません。送信した内容は、その場ではOpenAI側に届いています。会社の機密や他人の個人情報の扱いは、この機能とは別に判断してください。
また、メモリやパーソナライズをオフにしても、安全に関わる機能は無効になりません。まれな高リスクの場面では、より安全に応答するために限られた文脈が使われることがあります。
学習上の注意
一時チャットは便利ですが、常用すると不便な面もあります。履歴が残らないため、あとから見返せません。続きを相談したい作業や、経緯を追いたい調べ物には向きません。
使い分けの目安は「残したいか、残したくないか」の一点です。迷ったら、まず通常のチャットで始めて、機微な話題に入る前に一時チャットへ切り替えるという運用が現実的です。
出典・参考
- C: 一次発表 一時チャット FAQ
- C: 一次発表 データコントロールに関する FAQ