アカウントを二段階で守る手順
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結論
ChatGPTのアカウントには、仕事の相談や下書きが溜まっていきます。乗っ取られると、その履歴がまとめて他人の手に渡ります。多要素認証(MFA)は、サインイン時に2つ目の確認を挟むことで、この事故を起きにくくする設定です。有効にすると、ChatGPTとAPIプラットフォームを含むOpenAIのサービス全体に適用されます。
どんな確認方法があるか
MFAを有効にすると、サインイン時に別の方法で本人確認を求められることがあります。選べる方法として案内されているのは次のとおりです。
- 認証アプリ … Google AuthenticatorやAuthyなどのアプリに表示されるワンタイムコードを使います
- プッシュ通知 … 信頼済みの端末に届く確認に応答して、サインインを承認します
使える選択肢は、端末・国・アカウントの種類・アカウントの作り方によって変わることがあります。表示された中から選ぶ形になります。
前提条件
- ChatGPTのアカウントにサインインできること
- 認証アプリを使う場合は、その端末を自分で管理していること
- 端末を買い替える予定があるなら、移行の段取りも考えておくこと
手順
- ChatGPTの設定を開きます
- セキュリティに関する項目へ進みます
- 多要素認証の欄で、有効にしたい方法を選びます
- 画面の案内に沿って設定を進めます(認証アプリの場合は、アプリ側で登録します)
- いったんサインアウトし、もう一度サインインして、2つ目の確認が求められることを確かめます
検証の考え方
設定して終わりにせず、必ず入り直してください。 有効化の直後は、まだ確認を求められない状態が続くことがあります。サインアウトして入り直したときに確認が挟まれば、効いています。
もう1つ、復旧の手段も確かめておいてください。端末を失ったときにどうやって入り直すのか。ここを確認しないまま運用すると、自分が締め出されます。
限界と注意
MFAは、パスワードが漏れたときの被害を減らす仕組みです。入力してよい情報の判断とは別の話であり、これを設定したから機密を扱ってよい、ということにはなりません。
また、認証アプリを入れた端末を紛失すると、復旧に手間がかかります。復旧用の情報は、パスワードとは別の場所に保管してください。
学習上の注意
仕事でAIを使うなら、この設定は最初に済ませておく類のものです。あとから思い出して設定するころには、すでに多くの履歴が溜まっています。
同じ考え方は、AIに限らず他のサービスにも当てはまります。ひとつ設定して手順を覚えたら、よく使う他のサービスも見直してみてください。
出典・参考
- C: 一次発表 多要素認証(MFA)の有効化・無効化